やっぱりいるんだこんなヒト
部署異動をした際に、ちょっと困ったヒト(女)がいるので気をつけた方がいいよー、と忠告されてたヒトがいたんですよね。
まあ、ほとんど接点が無いし、唯一の接点といえば朝出社時に顔合わせたら挨拶するくらい。
相手は別部門の課長だし、こっちは社内フリーターみたいな自由に仕事振られまわる仕事で、来た仕事、面倒な仕事のフォローが主なので頼まれない限り接触すらない。
先日、そこの部門から、期限明後日の仕事ができていない事が発覚したので、引き受けてもらえるか、とのオーダーがきた。以前同じ仕事をした経験もあるし、6割くらいは終わっているようだったので、引き受けた。
その日のうちに終わらせて、依頼者の主任に書類一式と完了報告、相手先への連絡も済ませた。
3日後。
突然お偉方に呼び出しをくらい、会議室に行くなり怒鳴り散らされる。頭の中が?になるし、側では面倒なヒト(女)が泣いてるし。
偉い人「面倒ちゃんが君と仕事すると何にも調整してもらえない、私を無視していると泣いて言ってきたぞ!」
面倒「そうだそうだ!」
私「?なんのことですか?」
面倒「この間のクライアントの件、期日が過ぎていたので私がしようと思ったら、勝手に終わらせてたんです(号泣)」
偉い人「なんで大切な仕事を承諾もなく勝手に終わらせていたんだ!」
偉い人、どっかネジ外れた?なにを吹き込まれているんだ?
私「そもそもなんで私責められているか、わからないんですが」
面倒「あんたが勝手にウチの仕事を横取りしたから、私が二度手間な仕事したんじゃないの!私の残業代の経費分、会社に損害を与えてるのよ!」
ここで偉い人もぽかーん状態。やっとおかしい話をしている事に気づいた?
…あー。クソ面倒なことに巻き込まれたなー
目の前では50前のオバサンが号泣しながら、言いがかりをつけてくるので、ものすごーく冷静になって、淡々と話をすることに決めた。
私「まず、私に仕事を依頼したのは、お宅の主任です。なので、主任に仕事の完了報告をしました。」
面倒「主任は一言も私に報告なかったし、なぜ私にアンタが報告しないの!」
私「私への依頼は主任で、主任が課長に報告したかどうかは、お宅の課内の件なので、私は関係ありません」
面倒「じゃあ私が残業する羽目になって無駄な経費をかけさせた事については、アンタの責任どうすんのよ!(号泣)」
またもや偉い人もぽかーん、俺もぽかーん。
俺「まず、期日過ぎた段階であの仕事が終わってなかったら、三けた万円の損失、だったかもしれませんね。私があの時点で終わらせたので、それは回避できました。あのままほっておいたら、お宅の課はその損失対応で今頃大変だったのでは?」
面倒「仕事なんて2〜3日遅れたって、なんとかなるのよ!むしろ遅れた方が私達が忙しい事が伝わるのよ!」
ぽかーんが続く2人。
偉い人「いままでそんな仕事の仕方をしてきたのかね?」
面倒「ここの仕事は私の顔でなんとかなるんです!こんな事で私の仕事に関わらないでほしいんです!」
偉い人がもうなんだこれ、みたいな顔になって
偉い人「まあなんだ、仕事の調整はよくするように。」とそそくさと会議室から出ていった。
逃げんな、偉い人。
面倒「アンタのせいでこんな事になったんだから、責任とりなさいよね!」
と捨て台詞を吐いて面倒なヒトも出ていった。
俺一人、会議室。ため息ひとつついて、デスクに戻ると、仕事依頼した主任が缶コーヒーもってやってきた。
主任「あのー色々すいません」
私「いいよいいよ、あの下で働くのも大変だよね。」
主任「ほんと、すいません。謝りついでになんなんですが、またヘルプをお願いしたいのですが…」と笑顔。
上司も上司なら部下も部下。