迷走オヤジの独り言

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機動警察パトレイバー the Movie 4DX 

patlabor.tokyo

主演   富永みーな(泉野明)
公開年   1989年(サウンドリニューアル4DX 2020年)
監督    押井守
おススメ ★★★★☆

あらすじ

すべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺を遂げる。何とか彼を引き留めようと叫ぶ同僚や作業員を背に、海に向かって飛び降りる彼の口元には嘲りの笑みが浮かんでいた。時を同じくして、レイバーが突如暴走する事件が多発。遂には自衛隊の試作レイバーまでが、無人にもかかわらず風洞実験中に暴走事件を起こす。

特車二課第1小隊は、近々正式配備される新型パトレイバー(通称「零式」)に関する研修中のため不在。留守を預かる第2小隊は単独で暴走事件の処理に追われていた。第2小隊の篠原遊馬巡査は、多発する暴走事件の異常性にいち早く気付いて独自に調査を始め、原因が暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)ではないかと推測する。また、同様の疑念を抱いていた第2小隊長・後藤喜一警部補は、「HOS」の主任開発者だった帆場の捜査を、本庁の松井刑事に依頼していた。

遊馬の調査の結果、強風によって建造物から発せられる低周波音を引き金として、帆場の意図したとおりに「HOS」が引き起こす暴走が事件の原因であることが明らかとなった。篠原重工から同じ内容の報告を受けた警視庁上層部や政府は、有力企業である篠原重工との関係や「HOS」を認可した国の責任問題の隠蔽を重視し、公式には「HOS」のバージョンアップと称しつつ、「HOS」を旧OSに書き換えることで政治的決着を図ろうとする。

そしてすべての謎が解明された頃、大型台風が東京に近付いてきた。大規模なレイバー暴走を未然に食い止めるため、大音量の低周波音を発し得る「方舟」を解体するべく、第2小隊は本庁黙認のもと緊急出動する。

機動警察パトレイバー the Movie - Wikipedia

 

感想

とにもかくにも30周年。30年前に劇場でこのクオリティの作品を見ることができたのは、至福の体験だった。で、30年の時を経て、息子と二人でパトレイバーを見に行く。

まずもって、4DXがすごい。基本的に台風シーンではびしょぬれになるのでは、というくらい水が噴霧されるし、座面もぐりんぐりんと稼働する。空調が止まっていて、少し蒸し暑いな、と感じていたけど、ぬれまくって寒いくらい。

内容はやっぱりド安定のパトレイバー。この時代背景とテクノロジー、世相なんかを含んでの見事な展開、としか言いようがない。警察官がノーヘルで飲酒運転、なんていうのは今では描くことすら不可能だとは思うけど。

一緒に見た息子は、これが30年前の作品ということに驚愕していたし、満足の一言。

しかしながら、30年前も思ったことだが、漫画の泉野明と劇場版の泉野明の顔を比べると、リアルタッチになっていることもあってやっぱり違和感が強い。漫画版の泉野明のほうがいいと思ってしまう。

 なんにしても、過去の素晴らしき作品を再視聴できたことで、至福の時間をまた味わうことができた。ぜひとも第2作目も劇場で観れることを願う。