迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

ぼくらの七日間戦争

主演   宮沢りえ
公開年   1988年
監督    菅原比呂志
おススメ ★★★☆☆

 

あらすじ

1学期の終業式の日のことである。東京下町の中学校の菊地英治ら1年2組の男子生徒達が突如行方不明となる。親たちは懸命に英治らを探すが全く見つからない。実は英治らは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、外にいる橋口純子ら女子生徒と、FM発信機で外にFMラジオを送信する係の谷本聡と協力し、廃工場を日本大学全学共闘会議をまねた「解放区」とし、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していたのだ。だが、1年2組の男子生徒の柿沼直樹は、それに参加する前に誘拐されてしまった。英治たちは廃工場で出会った老人・瀬川卓蔵と共に彼を救出しに奮闘すると同時に、突入してきた教師に様々な仕掛けで対抗する…。ぼくらの七日間戦争 - Wikipedia

 

感想

これもまた、名画鑑賞会で鑑賞。なにはともあれ、「宮沢りえかわいい」の一言につきる。直球ど真ん中の超絶美少女、としか言いようがない。この子が数年後あんなことやこんなこと…というゲスな話はおいといて、不朽の名作、といわれるこの作品。やっぱり年月を経て見てしまうと、あーでもない、こーでもない、と突っ込みどころはいくつも出てくる。61戦車で花火なんか撃てるかよ、なんて言ってたら見ることなんてできないし、そもそも廃工場に隠さねーよ、なんてことも言わないお約束。

 

当時の小・中学生にすれば、大人への反戦歌としての作品、としてセンセーショナルな衝撃を与えた作品である。細かいことは抜きにして、当時に戻ればハチャメチャな展開ではあるものの、子どもたちのもつちょっとずれた、理解しがたい理想を詰め込んだ作品であり、ブームを巻き起こしたというのも理解できる。

 

もう少し現実的に状況を整理して、現代風にアレンジして、と言ってしまったら、この作品の良さは大きく損なわれてしまうだろうと思うが、この作品を皮切りに膨大な数の続編が作られ、子ども達の支持を受けて続けられてきた、ということを考えると、時代の一角を作った偉大な作品の一つだとしみじみ思う。それを思う自分も年をとったな、とも思う。

 

最近アニメ化の話や、子どもが図書室で読んだ、なんて聞くと、時代は変わっても受け継がれるもんだ、と思う。まあ、「レボリューション」と流れたらゴージャスの顔は浮かばず胸がときめいたのは事実。

 

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