迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

いぬやしき

www.inuyashiki-movie.com

やしき

主演    木梨憲武
公開年   2018年
監督    佐藤信
おススメ ★★★★☆

 

あらすじ

定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤健)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。シネマトゥデイ

 

感想

アニメ版、漫画版はすべて見ていたので、実写版はどうだろうと思って見に行きました。単行本全10巻、アニメ版全11話を2時間ちょいでどうまとめるのか、結構気になりましたが、「そういうふうにまとめたか」と、割とうけいれやすい編集でした。

SF見るなら洋画、というような風潮ができてしまっていますが、いやしきを見ると邦画もまだまだ捨てたもんじゃない、とみることができました。邦画におけるSF、CG作品としては、金城武主演の『Returner』(2002)が「邦画の底力を見た」と非常に強いインパクトで残っています。リターナー - Wikipedia

 

それ以降なかなかこれといった物を見た記憶がないのですが、久しぶりに面白かったな、と思える作品でした。原作からいくつかの部分を差し引いてしまってはいますが、木梨憲武の見事なキャスティングと佐藤健のダークさに、CGによる補正が効いて、内容としてもストレートにいったな、という感じがしました。原作やアニメ版とはまた違った終わり方でしたが、それもよし、と思えました。

 

惜しむらくは宣伝やCMで、物語の佳境となる見せ場をバンバン流しているので、そのシーンがでてくるとやっぱり興ざめしてしまいます。配給会社は洋画邦画問わず、この傾向が最近特に強いと思うので、考え直してもらえたらなーと思います。