迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

公認心理師に関する書籍

公認心理師に関する書籍が色々と出版され始めました。

そのうち何冊か購入してみました。

 

 

1 公認心理師エッセンシャルズ 

公認心理師エッセンシャルズ

公認心理師関連書籍としては、早い段階で出版されていた本です。いろいろなレビューで賛否両論の評価がみられますが、私としては知識補完の書籍としておススメします。

 

ただし、 『第Ⅰ部 公認心理師の学び』は論外ともいえる内容で、科目が説明されているだけの大学のシラバスかと見間違える内容で、『第Ⅱ部 公認心理師の職責』においては、基礎的基本的な内容を丁寧すぎるくらいに書いてあり、公認心理師を受験する段階の人は読み飛ばしてしまうような内容だと思いました。

 

この本の本質は、『第Ⅲ部 関係行政論』にあります。

ここだけでも買うだけの価値はあるのではないでしょうか。現任者講習会に参加されていた方の話を聞くと、臨床心理士からの受験でのウィークポイントのひとつに、法規関係が弱い、ということを話されていた方がいました。実際、多職種(他職種)連携をすすめる場合は、それぞれの分野の関係諸法規を重視する必要があります。関係法規のどの、どこの、どの部分に根拠があってどのように関わるのか、すべてを知る必要はありませんが、何が関係しておくかは知っておく必要があります。その部分においては、この第Ⅲ部は知識を得るには丁寧にまとめられていると思います。

 

2 公認心理師必携テキスト

公認心理師必携テキスト

4月20日に発売された、まさしく「必携」となるテキストだと思います。

内容は、オールカラー試験対応表つき莫大な情報量ほぼほぼ完璧です。かなりの大きさなので、持ち運びには不向きです。内容は充実しているを通り越して、完全に試験対策として必携書籍であるといえますが、この内容を9月の試験までに網羅することはほぼ不可能ではないか、と思うくらい情報がつめこまれています。

 

現任者講習会テキストがこの本だとよかったのでは、と思えるくらい内容がおさえられています。これ1冊をどこまで読み込むことができるか、試験のときにおもいだすことができるか、ということが勝負になると思います。

 

私としては、巻末の事例問題が良くできていると思いました。ただし、問題数としては非常に少ないため、この事例問題だけを集めた想定問題集をつくって発行すれば、かなりもうかる売れるのではないかと思います。

どこかの出版社がつくってくれませんかね?

 

さて、あまりにも注文が多かったのか、H30.5.2現在Amazonでは1カ月先の納期が示されており、転売による価格高騰が起こっています。

しかしご安心ください。

honto with - 「丸善」「ジュンク堂」「文教堂」の在庫が検索できるアプリ

honto.jp

私も利用していますが、この「honto with」をつかって、お近くのジュンク堂丸善の在庫検索をしてみてください。店頭在庫は結構残っています。H30.5.2時点で兵庫県下では結構な数の店頭在庫を確認することができます。

いろいろな参考書などに手を出す前に、この本を手に取って勉強を進めるのが第1歩だと思います。

 

3 その他に買ってみたもの

これならわかる! 心理統計

 

私としては、統計が結構苦手で、大学在学中も必修ということもあり相当苦労しました。結局Excelをつかって乗り切った思い出があるのですが、Excelを使ってしまうと統計の本質を理解できていない部分が多くあるため、もう一度勉強しようと教科書を引っ張り出して読んでみました。が、読んでもわからない。解説が少ないというか、教授の説明がないので理解できないのです。

どうしようかな、と悩んでいた時にこの本を手に取ってイチからやり直してみました。基本からステップアップがちょっと大きいところがありますが、なんとかついていけるし、説明も丁寧。そこそこ思い出すことができました。統計が苦手で捨てようかな、と考えている人で時間があるなら、通勤電車の合間でも読んでみてください。少しの足しにはなると思います。

 

 

 

 

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