迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

認知行動療法実践ガイド 基礎から応用まで

☆書籍名:認知行動療法実践ガイド 基礎から応用まで 第2版  オススメ☆彡
☆著 者:ジュディス・S・ベック
☆出版社:星和書店

心理技法でいくつかの技法についてもう一度学びなおそうと決意し、「認知行動療法」について基礎から学びなおそうと考えたときに勧められた1冊。勧めてくれた人は「基本中の基本の教科書」と評していた。

 

非常にわかりやすい。というのが第一印象。認知行動療法の基礎くらいは理解しているつもりだったが、認知行動療法の一つ一つがどのように作用しどのような意味を持つのか、しっかりと理解できていなかった。本書は、その手順を一つ一つ区切って解説し、ロールプレイの記載もあることで理解度が増すように記載されている。非常に丁寧に作られており、まさしく「基本中の基本の教科書」そのもの。

 

「カウンセラーは話だけ聞いとけばいいんだよ」と言い捨てるお偉方もいるなかで、こういった技法を学び、指導を受け、それを「認知行動療法」として行うもよし、「認知行動療法」の技法を使った対応をしてもよし、相談に来る人の幸せにつながるためには、自学研鑽を生涯続けていかねばならないのだろうな、と改めて自覚。

 

国立精神・神経医療研究センターの認知行動療法センターにて行われる研修での基礎資料でもあるので、やっぱり「基本中の基本の教科書」なんだろう。非常に高価で分厚い本なので手を出しにくい、という感じは否めないが、それだけの価値はある、と言い切れる1冊。是非。

 

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