迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

安室奈美恵

安室奈美恵引退。

 

自分と同じ年代で、同じ年頃の少女が沖縄から出てきて、アイドルの下積みから頂点へと駆け上っていって、区切りがついた、と引退。

 

同じ年のころに上京して、世間を駆けずり回って、今の自分が落ち着いた立ち位置を振り返る。

 

ドストライクな世代なのに、あんまり安室奈美恵の歌を知らないけれど、頂点を極めた人ってのは輝いてるな、と思う。今の自分は輝いているのだろうか。

 

安室奈美恵ファイナルツアーの福岡公演をテレビで見た。

最初の「HERO」で、人を惹きつけるというのは、こういうことなんだ、とものすごく感極まってしまった。となりに子どもがいなければ、たぶん号泣してたんじゃないかなってくらい、胸に来るものがあった。

 

ファイナルツアーのBlu-rayが5種類出される。多分ファンなら全部買うのだろうし、ファンでなくても観たいと思う人はどれかをチョイスすると思う。どれを手にとっても満足する内容だろう。それぞれの公演を1枚づつ5枚組でだして、とか野暮なことは言わない。手にしたものをみれば、心の底から満足できるのだろう。そして、まだこの歌い手が歌い続ける姿を見ていたい、と思うのだろう。

 

    

今まで漫然と聞いて、テレビのどこかでときどき見ることができていたから、その素晴らしさに気づいているのに素通りしていたんだろう。もう見ることができない、手にすることができない、終わりを告げられた時に、人は自分が失ったものの大きさに気づくのは、いつものことなのだろうけど。

 

ひとつの時代が終わるけど、安室奈美恵の歌は残り続ける。

なにかをこの世界に残す、刻むことができる人生って本当にすばらしいと思う。

 

 

 

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