迷走オヤジの独り言

迷走中のおっさんの独り言です

公認心理師を目指したわけ(その2)

メンタルヘルスの研修は継続して参加していたのですが、精神保健福祉士を取得したことにより、研修生ではなく教える側の立場として携わるようになりました。

 

また、精神疾患によって休職した職員が復職する際に、病院と企業と求職した職員の連携をとるために奔走した際、「精神保健福祉士をもっている」と名乗ることによって信頼感を増すことができる、というのを実感していました。

 

職員が〇百人もいれば、様々な問題が転がり込んできます。時には借金問題で高利貸しとわたりあったり、福祉制度の適切な運用を求めて市役所と直談判したりと色々なことを経験させてもらいました。勤務時間中にこのような業務ができたのも、当時の上司に深い理解があったからだと感謝しています。

 

メンタルヘルスを担当してから8年が経過し、支援相談室として部屋も割り当てられ、組織の一つとして職員配置もされ、週1~2名は来訪するような状況になりました。少し余裕も出てきたので、週末や休みを利用して、福祉施設小規模作業所などでカウンセリングや面談、復職支援援助などもするようになりました。

 

そこで私は気づいたのです。私が今までしてきたことは、ソーシャルワークであって、カウンセリングではない、ということに。

 

【あなたのために何ができるのだろう】

 

これをずーっと考えてやってきたのですが、【あなたのために私ができること】を考えてきて、【私のところにくるあなた】のことをもっと深く知りたい、と思うようになりました。

 

メンタルヘルス担当であった私は、職場の経費で某大学の准教授をスーパーバイザーとして、月2~3回指導をうけることができていました。そこで、いろいろと相談した結果、関西の某大学(心理学部)に入学しました。

 

ここでの2年間の学びは非常に有意義なものでした。かじりや独学だけだった知識が、確実なものとして自分が吸収していくのがよくわかりました。ここでその後の進路について私はいろいろ考え、【臨床心理士】を目指すために大学院も考えたのですが、諸般の事情(英語力とか家計とか)によって心理検査法の検定員などの資格取得を始めました。

(つづく)